滝道昆虫さん訪問
箕面にある滝道昆虫さんのところへ行ってきました。
目的は、とある図鑑を譲っていただくため。
予定より1ヶ月近く遅れてしまいましたが、きちんと「おとりおき」されていました。ほっ。
目的の図鑑とは別に、韓国産蝶類の分布図に焦点をあてた図鑑も見せてもらいました。
DISTRIBUTION ATLAS OF KOREA
高麗大学のチームによるものです。
60年台の本です。
韓国は虫屋が少ないと思ってますし、虫屋文化がなかったのかと思いましたが、
どうやら過去には盛んな時期があったようです。
現在北朝鮮になっている韓半島北部も含めて、標本のラベル産地がプロットされている、優秀な本でした。
産地名は漢字とアルファベット表記なのも嬉しい限り。
最近の韓国の図鑑はハングル表記が多いです。
国内で売れるようになってきたからかな。
韓国でも虫屋人口が増えつつあるようです。
著者ら自ら確認(たぶん生息を確認)したものは黒丸に、標本からのみの情報は白丸で表されていました。
流石に北朝鮮は白丸ばっかりです。
私が集めているフタオの標本(タイ産)もどこからか探しだしてくださってようで
「もってかえるか」
と箱に詰めてもらいました。
ミャンマー・シャン州で採集した個体とウリ二つ。
「ああシャン産は新亜種にはならんかな」とこの標本みて思いました。
展翅板何本かひっさげて帰宅。早速展翅。
展翅すると展翅板の体積が2倍くらいになるのでコンつめてやると
部屋が狭くなるのが難点です。
滝道昆虫HP
http://www.eonet.ne.jp/~takimichi-insect/