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これまでは小さいヤマザクラやマメザクラを探して採っていましたが、9月の紀伊半島での採卵から「ひこばえ」への集中を確信し、今回はそれをメインで狙ってみました。日当りの悪いひこばえの1年枝は薄灰褐色で、つるつるしており、およそサクラとは思えないような枝ぶり。しかしこの枝によく産まれており、鉛筆の半分くらいの細い枝から4つも5つも見つかることもしばしば。つるつるしている所為か表面にはほとんどなく分岐に多いのも特徴的です。それにしてもメスアカの卵は美しいですね。
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ライトのアングルを変えて。
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分岐というより側芽に産まれた卵。

京都府
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by travel-fox | 2013-10-20 12:23 | 京都
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ここはススキ、ウツギ、コナラなど多くの候補があったにも関わらず、ススキのみで卵が見られた。それにしてもこの卵を見るとフエラムネか何かを思い出す。

福井県
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鹿児島県のゼフは難しい。そもそも分布している種類が少ないし、分布の端っこがギリギリ鹿児島にかかっている程度というのも多い。薩摩の国は肥後との間の天嶮をもってクニザカイにしていたらしいが、まさにその国境となっていた高山帯がゼフの生息地だったりする。その中でキリシマミドリは、日本亜種の発見地でもあり、唯一鹿児島県が本場だと言えるゼフではないかと思う。
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ツーイーソーに福田晴夫氏がホシミスジについて書かれていたのを思い出した。全国のホシミスジを食樹から斑紋からまとめたもので、そこに気になる一文があった。「このようなユキヤナギに幼虫の巣がなければそこには分布していないと思ってよい」という内容だった。「このようなユキヤナギ」とはうす暗い水路脇に生え(植えられ)、枝を水面の方に垂らしているものである。これが雪を積もらせず、巣の中の幼虫が冬の間に死ぬことがないのだという。
 写真はその典型的な水路に張り出したユキヤナギであった。それを見ると近所によく似た環境があるのを思い出した。既にそこはホシミスジの記録がある場所だが、どのくらい越冬幼がいるのかを調べてみようと思い立ち、暇な時間を使って探してみた。
 すると1本目のユキヤナギから、蛹の殻と越冬巣が見つかった。あまりにもあっけない。その後も次々に特徴的な巣が見つかった。蛹の殻も、だいたい幼虫の巣10個に対して1個の割合で見つかっていく。
 あっという間に50個くらいの巣が見つかり、そこでタイムオーバーとなった。ユキヤナギはまだまだあり、かなり沢山の幼虫が越冬しているものと思われた。というか、ユキヤナギこんなにあったんだ…。主のいない古い巣や被寄生幼も含まれていると思うが相当な数のホシミスジが育っていると思われた。
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1本の枝に3つの越冬巣。巣の長さは1センチ前後。
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ホントに中身がいるのか確かめてみた。思ったより縮こまった姿で入っていた。
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中には幼虫の頭が覗いているものもある。
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一緒に見つかった蛹殻。羽化成功の殻は白くなるので見つけやすい。左上は寄生による死亡蛹で、色は黒い。幼虫の巣をとった際たまたま隣にあったのが採れたが、すぐにはそれと分からぬほどユキヤナギの枯れ葉に酷似していた。

京都市
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by travel-fox | 2013-02-07 22:34 | 京都
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インドシナの蝶の多い場所で、マメ科を見つけたら幼虫などを探すチャンスである。シロ、シジミ、タテハ、シジミタテハとこれだけ多くの科にまたがって利用されている植物も珍しいのではないだろうか。それはもちろんマメ科が起源の古い植物で種分化も著しいということと無関係ではないのだが。

フィールドで見る植物の何割かがマメ科で、オープンランドの場合、草本も含めれば8割がマメ科のこともある。当然、これらを利用している蝶は多い。

写真はシャン州で見つけたハギの1種。Eurema blandaが発生していた。シロチョウ科Pieridaeの中でもモンキチョウ亜科Coliadinaeがマメに依存している。

シャン州
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フタオ類の♀はどれも♂に比べて珍品である。でも最近出会う機会が徐々に増えてきた。♂が縄張りを張っている場所で食樹の近くで待っていればボロでもとりあえず採れるようだ。
この日もPolyura athamasの♂が飛び交う水辺の空間で1頭だけ大型のPolyuraが飛んだので追跡してみると♀の産卵シーンに出会った。
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何の変哲もないマメ科ネムノキ系の植物に産む。よく服やネットをトゲにひかっける厄介な植物である。
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産卵直後の卵。
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しばらく経つと環紋がでてくる。フタオはジャノメに近いと言われるが、この一事からも納得できる。
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これは別の場所で後輩が見つけたP. athamasの幼虫。この場所は既に端境期だったのか、ボロの♂が1頭見られたのみ。

南シャン州
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コンデジとルーペを使って撮影してみた。すべてトリミングなしである。補助光としてヘッドライトの光を当てている。
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ミクロパイルが開いて黒い頭部が見えている卵に注目。
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頭部が出てきた。体節が伸びきって黄色く見える。
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しばらくこのままの姿勢でいる。ウラゴマの幼虫は正楕円形ではなく、頭部側がヨコにもタテにも太くなっているから、この部分がなかなか抜けないのかもしれない。
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胴部はするすると出てくる。
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ほとんど出切った。
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尾端が出た。枝にとまってじっとしてたが、やがて歩きだした。
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イボタの新芽を食べる1齢幼虫。(別個体)

ゼフの卵はいつも気がついたら孵化していたので脱出の瞬間は初めて。その気になれば簡単に見られるものである。ただ、1時間以上同じ姿勢でいたので肩が凝った。
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by travel-fox | 2013-01-27 22:07 | 京都
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パルダリスオオイナズマLexias pardalisの♀が産卵していた。葉裏に器用にとまって1卵ずつ産む。半球をべたっと乗せたような形だ。
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食樹は林床に生えていたこんな植物。

ボルネオ島
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ギョボクの葉裏にあった蛹殻。無事に羽化できなかったようだ。

多化性の蝶の消長は興味のあるテーマの一つ。ラオスのツマベニは年何化か? こんな単純な疑問なのに、どこにも答えが載ってない。調べようと思ったら自分でできる。同じ場所に足しげく通って記録をつけること。
ちなみに、ラオスジャコウアゲハの消長はほぼ解明できたので現在発表のためにまとめている次第。

チャンパサーク県
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by travel-fox | 2012-10-22 20:28 | ラオス
ヒメシルビアのついでにまたジャノメタテハモドキを撮影。今回は産卵している個体を見つけた。イネ科に産むらしい。
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同じ株にいた幼虫。これもジャノメタテハモドキのものか? 帰ったら調べよう。
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産卵シーンはこんな感じ。背の低いイネ科のくさむらに潜ってしまって全く絵にならない。
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この日はハイイロタテハモドキとルリボシタテハモドキが見られた。ルリボシはタテハモドキ属の中では一番好きなので粘って撮影したが表は撮れなかった。暑かったからか、テリを張っているのに翅を開かなかった。
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ハイイロタテハモドキ
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ルリボシタテハモドキ とまった瞬間は翅を開く。これを向こうから撮影したかった。

チャンパサーク県
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by travel-fox | 2012-10-22 15:43 | ラオス