弾丸!道東旅行 ~知床~

 金土日という短期間で道東を旅行した。今回のミッションは「知床のヒメギフを探す」こと。金曜日の夜、斜里町側から知床峠を越えようとしたが、「知床峠 積雪のため通行止め 開通未定」の表示と閉まったゲート。仕方なく100キロ近く走って大回りして羅臼町入り。道の駅らうすに着いたのは深夜2時だった。d0147002_2012461.jpg空を埋め尽くすような星と月光の下で漁火が揺れるのを見て眠りに就いた。

 翌朝、道の駅からは羅臼岳の頭が見えている。すぐに支度して展望台へ行き証拠写真を撮った。本当は知床峠の天辺から拝みたかったんだけど。ヒメギフ探索をすべく、知床峠へ。ヒメギフが発生しているのはゲートより手前だろうと考えたのだ。ゲートに着くと、何やら車が列をなしている、引き返す車のUターン待ちか?と思っていると、職員らしき人がゲートを開け始めた。どうやら夜間は雪融け水で路面が凍結するため通行止めにするようである。この日も9時から16時半までの期限付きでゲートが開いた。峠へ通じる道を行くとすぐに雪景色となった。d0147002_20214279.jpg雲ひとつない青空と白い雪とシラカバのコントラストがまぶしい。林の中にはミズナラやカシワが少し生えており、無着色の世界でそれらは異常に目立った。雪の重みで垂れ下がったミズナラの枝にはまだ冬芽がついており、よく見るとゼフィルスの卵がついている。アイノだろうか?1本の枝から5卵を見つけ出した。カシワの芽にも手をのばしてみると、カシワの毛を塗りつけた暗い色彩の卵が見つかった、キタアカだろうか?それにしても5月の半ばにまだ卵が見られるとは驚きである。電話で後輩に「ゼフ卵が見つかった」と告げると「それ今年成虫になるんですか?」という返事がかえってきた。そう考えるのも無理はない。今僕の手元にウラゴマの卵があるが、それは今年の新成虫が産んだもので、成虫になるのは来年である。しかし後輩に言われるまで気付かなかったが、成長可能な発生地はもっと低地にあって、この辺りに産まれた卵は毎年死滅する可能性もある。
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羅臼岳
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