採集に充てられる時間は、たった2日しかない。そこで1日は、目標をオオルリオビアゲハPapilio blumeiに絞り、車で1時間ほどのポイントに出かけた。しかし時期が悪く、目的の蝶は現れなかった。2日目はバンチムルン周辺でいろいろな種類を追った。Troides2種や、adamantiusの亜種名をもつアオネアゲハも見られて、まずまずの成果だった。
是非、蝶多い時期にもう一度行き、オオルリオビやハゴロモタイマイを見たいものである。

バンチムルンの安宿にあったプール。なぜか水は緑色で泳ぐ気にならないが、プールサイドのハイビスカスにはハリフロンキシタアゲハが吸蜜に来るので楽しい。

プールサイドはたくさんの花が植えられている。

Jamidesの1種。夕方、樹に咲いた花に何頭か来ていた。

JASMIN氏の家にいたコノハムシ。マレーオオコノハムシなどより少し小さい。新種jasminiだというような話を聞いた。
さて旅行のお土産(といっても大したものはない)と一緒に写真を少し見せたところ、パプア系の人々の写真が人気だったので今日から暫く人物写真。

瞳の中に撮影者が映っている。

全員集合!家族の肖像。

平和な村の日が暮れる
いろいろな属にまたがって同じような模様のシジミがいたが、微妙に生息環境が違うようだった。最も写真が撮りやすかったのは吸水にくるタイプ。時々、水辺の草にもとまった。


産卵しているようにも見えるが卵はなかった。

採り子が採ってきたパプアキンイロクワガタ。結構あこがれのクワガタだった。

毎晩のようにナイターをやっていた。レインウエァで完全防備しているのは寒いからだけではなく、耳や口に蛾が入らないようにするため。甲虫も結構集まってきた。
ハレギチョウの仲間

裏面はこんな感じ

ヒメジャノメの仲間 何種類かいた。

アルファック山にはDelias(カザリシロチョウ)も数種見られたが、高速で飛んでいるので写真は撮れなかった。

こちらは同個体の開翅写真。海野さんのサイトでもちょうどマレーのサカハチシジミが紹介されている。

追記 HDD、フォーマットしてみたら使えそうです。でも旅行中にまた壊れたらと思うと不安です。コピー後だったら泣けますし。。。
優雅なゴクラクトリバネ、世界最大を争うゴライアストリバネ、奇妙な翅形のチトヌストリバネ、広域種だが亜種毎の変異が多いミドリメガネトリバネ。結論から言うと、これら全ての♂♀を見ることができたが、生態写真を撮れたのは1種だけ。まだまだ修行が足りない…

トリバネの中では普通種、ミドリメガネトリバネアゲハOrnithoptera priamus ♀

世界最大とも言われるゴライアストリバネアゲハOnithoptera goliathe ♀
蝶は♀の方が大きいから最大というのは♀のサイズでの話である。ゴライアスの♀が赤ネットに寄ってくると、その大きさに恐怖すら感じる。